ご挨拶
当社は1952年(昭和27年)の創業以来、配電盤メーカーとして、配電・制御・分電・監視盤の生産をおこなってきましたが、単に製品をご提供するだけではなく、食品プラントなどのFA、水・ごみ処理環境衛生プラントの監視制御、電力・空調の省エネ監視、情報通信ネットワーク構築など、産業システムや情報システムの分野において、「お客様が求める『コト』を具体的に提案し、お客様にとって価値のある『カタチ』にして提供する」をモットーにシステム・ソリューションを実践してまいりました。
21世紀を迎えて時代は大きく変わっています。規制緩和が進み、全く新しい技術が生まれ、環境・省エネが最重要課題であり、企業活動においてはSDGsへの対応が必須となりました。SDGsに対応するためにはデジタル技術を駆使したアプローチが有効であり、関連市場の拡大が予想されます。当社は電気のスペシャリストとして事業活動を行っております。電気は社会にとって必要不可欠なエネルギーであり、限られた資源を有効活用し、明るい未来を提供するためには既存商品、単分野の事業だけではお客様のニーズに応えられない時代であり、私たちはこの時代の変化をチャンスと捉え、事業構造の改革・強化に取り組み、デジタル技術を用いた新しい商品・サービスを提供して付加価値を向上するとともに、自社におけるデジタル技術による生産効率向上により、企業価値の最大化を図っていきます。2021年度から始まった「第11次中期経営計画(2021~2023年度)」では「満足から感動へ」をスローガンとし、以下のトップ戦略を掲げています。
1. 既存業務の業務量を徹底的に削減する。
2. 削減した業務量を個人と組織のホスピタリティ向上に投入する。
3. 「フルオーダー」を究め、お客様に感動を与える製品・サービスを提案・提供する。
2021年度の第11次中期経営計画初年度は「フルオーダー」を究めるための大前提であるホスピタリティ(真に相手を思いやる心)の理解と浸透に力を入れてきました。2022年度は次の段階として、組織のレジリエンス(苦境に耐え抜き、さらに力強く成長する能力)を高める事に重点を置きます。相手に対する深い共感能力を発揮し、仲間が苦しんでいるときはこれを助け、さらに仲間が能力を高め力強く成長する事を支える事により、組織は強靭になります。この強靭な組織で知恵を出し合い、周りを巻き込み、新たなアイデアを実現していくことにより、先進的課題解決を重視するお客様に新たな価値を創造し、感動を与える事ができます。これが「フルオーダー」と究めるという事です。現在、景気は世界的回復傾向にあり、経済活動が活発になるため、部品調達困難な状況の継続が予想されます。これに対応するため、DX等、革新的技術の積極的な活用により強靭な社内体制を構築し、新しい製品・サービスを拡充します。
環境と社会の未来に、独自のエンジニアリング技術を駆使し、価値あるサービス・効率的なシステムをご提供する「TSS(トータル・システム・ソリューション)の別川」を目指して、少しでも皆様方のお役に立てる企業でありたいと考えています。